レイキの習得には幾つかの段階があります。必ず順番に学んでいく必要があります。
・レベル1(初伝)
最初の段階です。数回の伝授を受けることによって、レイキのエネルギーを身体のなかに呼び入れることができるようになります。伝統的なレイキの技法として、呼吸法、瞑想などを学び、ヒーリングの実習を行います。呼吸法と瞑想は大変に奥が深く、それだけでも別なトレーニングメニューとして独立していてもよいぐらいです。これを指導できるのは、長年、実践を続けてきた限られた教師のみです。レイキはいろいろないきさつがあって歴史的にはかなり新しいのです。日本国内ではもっとも古い教師でもまだ10年そこそこのキャリアしか持ちません。お医者におきかえてみたら、10年のキャリアなんて本当にまだ新米でしかないでしょう。瞑想や呼吸法についてはどうでしょうか。そういった経験値がある教師であるかどうかも大切なポイントですので、学ぶ者はよく見極めてほしいと思います。
また、ヒーリングの実習は欠かせませんね。当然です。目をつかう、息を吹きかける、そして手をあてていく。そういう段階があるのですが、これらを全て駆使することは最初のうちはとても大変です。少しずつ慣れていくといいのです。ですから、最初は定められた規定のポジションに手をあてていく方法を学びます。ですが、実践的なヒーリングの場面では、あくまでもエネルギーの状態を読み取って最善の方法で実践していく事になります。レイキは基本はとてもシンプルですが、応用は無限に幅広くどこまでも深いのです。最終的にはオーラを読み取って潜在意識の内面にまで入り込んでいくヒーリングを実践できるようになりますが、これらの技法を合わせて指導できる教師は本当に少ないのです。なぜならレイキの技法はとても古い時代のものなので、現代的なエネルギーヒーリングの技法はまったく含まれていないのです。特にスピリチュアルは分野においてはレイキがどのような作用をもたらすか明確な論拠を持つ教師は皆無といっていいでしょう。
・レベル2(奥伝)
この段階に進みますと、シンボル(印)とマントラ(呪文)を学びます。これを用いることによって更にレイキの癒しの技法に奥行きが広がります。もっとも効果を実感できるのはメンタルなヒーリングの速度が加速することでしょう。心の深い領域にある問題にエネルギーをしっかりとフォーカスさせることができるようになるのですが、その効果は本当に目覚ましいものがあります。瞑想的なワークも並行して実践すると、スピリチュアルな気づきも深まります。
瞑想は本来、とても難しいものなのですが、レイキのこれらのシンボルとマントラ(特にマントラ)を用いますと、あまり経験を積んだことのない人でも瞑想の効果が格段に発揮されます。これを1年か2年、続けていきますと本当にエネルギーがみちがえるように蘇ります。オーラが見える方であれば、あっという間に変化を遂げていく人が多いことに驚くものです。
特に、最近はスピリチュアルな気づきが多くなり、情報も大変にとびかっています。しかしながら本当に大切なことはなんでしょうか。情報や知識を得ることでしょうか。面白おかしいテレビ番組を観ることでしょうか。スピリチュアルな変化(自分の本質の領域における気づき、覚醒)を他人事で済ませるのではなく、自ら体現することにほかならないはずです。精神を鍛えること、魂を磨くこと(霊的な意識を高め、進化させていくこと)はとても大切ですし、それが生きる本当の目的であるといってもよいと思います。その為には瞑想は本当に大切で欠かせない修業方法なのです。レイキのこの段階に進まれますと、その技法を会得し、その日から実践し始めることができます。
また、よく遠隔ヒーリングが可能になることが取りざたされます(実際に、できるようになります)。遠方の人にエネルギーを送れるようになる、というのはこれもまた大変に神秘であり、次元を超越したところで起きる現象なのですが。本当にできるようになるのです。ですが、実は大切なことはその背後に潜んでいます。遠方の人にエネルギーが伝わる、ということを実際に体験していきますと、やがて「私達は無意識で一つにつながっている」ということを身体で理解できるようになります。そうした時に、自分と他者との距離感が本当になくなっていく。結果として自分のエゴがとりはわれて本当の「思いやり」が芽ばえ、成長していくのです。それによってまた私達の意識は変革を遂げ、成長していくことができるようになるでしょう。
レベル2までが普通に学べるステップです
レイキにはこの先に、レベル3とティーチャー、マスターコースがあります。更に学びを深めたい、またはレイキを家族に伝えたいという方、あるいはレイキを次ぎの世代に伝えていく教師として自立していきたい方はこ次ぎのご案内をご覧になってください。